2012年11月26日月曜日

下手だね~

時々、テレビで「70年代、80年代のアイドル歌手特集」のような
番組をやることがあります。

懐かしいな~と思って観ていたら
子どもが言いました。
「みんな、歌が下手だね~」

確かに…。
この時代のアイドルは、顔さえよければOKでした。

今は、アイドルでもそんなに下手な人はいないですよね。
嵐も、AKBも、それなりに頑張って 練習している感じがする。

というか、今の若い人って
カラオケのおかげで
みんな歌がうまいんじゃないでしょうか?

私もたま~にですが、
PTAの飲み会や、同窓会のあとの二次会で
「じゃあ、カラオケに」ということがあります。

若い頃はときどき行っていたし、
そんなに下手という自覚もなかったけど、
最近の、皆さんの歌のうまさに本当にびっくり。
歌うのが申し訳ない感じです。

先日は、子どもの友達のお父さんから
「自分でつくったCD」というのをいただいてしまいました。
サザンを歌っていて、本当に上手でしたが
このCD、どうしたらいいのか困っています。

私も今度、「ひとりカラオケ」に行って練習してみようかな……。

ところで、テレビを観ていた子どもが
「歌がうまいのはこの人だけだね!」と言ったのは
松田聖子ちゃんでした。
確かに。昔から上手です!

そんな子どもが今、はまっているのはブルーハーツ。
私は「夕暮れ」という歌が好きです。

2012年11月20日火曜日

フサコの驚き

大島フサコというのは、
本名ではなくペンネームです。
私の好きなマンガ家の先生の名前を、組み合わせました。

ペンネームにした理由は、
かなり微妙な内容も書くことになるので
思春期の息子に読まれるのは困ると思ったからです。

このブログを読んでくれている友達が、言いました。
「それにしてもフサコとは、よくつけたよね~(笑)」

ん? この(笑)はなんだ?
どうやら彼女は、
薄毛→ふさふさ→フサコ だと思ったようなのです。

……違うよ!
っていうか、そっちのほうが面白いじゃん!

そういうわけで、久しぶりに薄毛の話題です。

先日ある雑誌の取材で、
有名サロンの美容師さんを取材しました。

髪の毛にボリュームを出すための
様々なコツを教わり、たいへん参考になったのですが
なかでも私が「そうなのか!」と感心したのは、
「洗ったら、すぐドライヤーで乾かすべし」ということ。

私は、ショートだし少ないからすぐ乾くと思って、
今までずっと 自然乾燥していました。
濡れたまま寝たこともしょっちゅうです。

早速やってみました。

ちなみに、乾かすときには 毛の流れに逆らうように
髪をかき上げながら乾かすと、ボリュームが出ます。
つむじも、逆向きに逆向きに流しながら 乾かします。

見事な効果です。
今までやったどんな対策より、効果があります。
久しぶりに、自分の髪の毛の「ふんわり」に驚き!

この感動を、友人に伝えました。
「今まであなたが乾かしてなかったことに
一番驚いたけどね」
だそうです。

宮城県の女川町を訪ねました。
がれきはほとんど片づけられて、平地が広がっています。
1年半前、一瞬にして町を奪ってしまったなんて
信じられないほど、穏やかな海です。

2012年11月9日金曜日

プリズンウォーク

あるNPOが主催する
「プリズンウォーク」というイベントに、参加してきました。

府中刑務所の見学(入口までですが)をして、
まわりを、ぐるっと歩いて回るというもの。

その日は、ちょうど府中刑務所の文化祭で
近所の親子連れなどがたくさん訪れ、賑わっていました。
文化祭と言っても、
刑務官の方たちが出店したり、
バンド演奏をしたりするというもの。
受刑者の人とは、全く接触はありません。

刑務所の中を見学できるバスツアーもありますが、
単に、サファリパーク的なものです。
それでも、ものすごい行列ができていました。

日本では、受刑者は
親や弁護士など、限られた人としか
交流ができず、
社会との接触をまったく遮断されてしまいます。
ほかの受刑者との会話も厳しく制限されます。

そんな状況で何年も、何十年も過ごした後
いきなり社会に放り出されて、
うまくやっていける人の方が珍しいでしょう。
再犯が多くなるのも、うべなるかなという感じです。

欧米では、面会も日本より自由ですし
軽い罪の人は
そのまま働きながら
週末だけ「おつとめ」をするというケースも
認められているそうです。

日本でも、そういう制度が取り入れられることを望みます。

刑務所の、長い長い塀の周りを歩きながら
目に見えるのはほんの、壁一枚なんだけれど
目に見えない厚い壁があることも
あらためて実感しました。

それでも、
こんなふうに、刑務所と地域とのつながりがあって
子どもを遠ざけるのではなく、
気軽に連れてくる大人がたくさんいるということに、
わずかですが、
希望の光のようなものを見た気がしました。

うちのベランダから見た夕焼け、いつもキレイです。



2012年11月2日金曜日

持ったが病

「私、カーキ色が好きなんだけど
今年カーキ色のポロシャツを買おうと思って
試着してみたら
びっくりするほど似合わなかったのよね…。
顔が、くすんで見えて」
友人が言っていました。

わかるわ~。

私も、流行のレオパード柄を取り入れようと思って
カーキ&黒のストールを買いました。
確かに、おしゃれっぽくは見えるけれど
なんだか、似合わない…。
こういう沈んだ色の組み合わせって
若い人だからこそ映えるのですね。

それでも、せっかく買ったのだし
おしゃれを楽しみたいんだから、と
意地のように使っています。

こんなふうに、「今一つ似合わないけれど、
そして、前ほど似合わなくなったけれど、
せっかく買ったんだから…」という服が
クロゼットの中にたくさん、たくさん。

幸田文さんの本を読んでいたら
「持ったが病(やまい)」という言葉が出てきました。
「なんでも持ってるもの有りったけ身につけて、
ひけらかしたがることを指して云う」とあります。

所有したことが、すなわち病気のもとだという言葉に
思わずう~んとうなってしまいました。

本当に自分に似合う服、少しだけで
満足できるようになったらいいのに。
そう思う一方で
でも、こんなふうに
煩悩にまみれた生活も 楽しかったりして…。

初めて、スカイツリーに昇ってみました。
行く前は「何もこんなに高くしなくても」と思っていたけれど、
幸せそうな人たちをいっぱい見て、
なんだか気持ちが温かくなりました。